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【2026年10月第5週】採用マーケティング関連 最新情報まとめ

2026年10月5週-採用マーケティング関連TOPICSのアイキャッチ画像

2026年10月第5週(10月24日〜10月30日)の採用マーケティング関連ニュースをまとめました。

新卒採用では、28卒の8割超が、転勤のない企業や出社とリモートを組み合わせて働ける企業に志望度が上がると回答しました。希望するリモート勤務は週2日が過半数で、フルリモートを望む学生は1割に届きません。

中途採用では、Z世代の過半数が求職活動中に企業イメージを悪くした経験を持ち、最多の理由は面接官の対応でした。正社員の残業は理想より月10時間近く長い一方、過半数は残業時間と転職意欲は関係ないと回答。職場の雑談は9割が必要と感じながら、半数近くが苦手意識を抱えています。

WEBマーケティングでは、Xの公式ツールで表示制限を受けた投稿を個別に確認できるようになりました。

1.新卒採用関連のTOPICS

「転勤なし」で志望度が上がる28卒は8割超——4人に1人は勤務地が最優先

転勤のない企業は志望度が上がるとした28卒は81.0%。ただし「上がる」は48.9%で前年から7.2ポイント減った。勤務地や転勤の有無を最優先で重視する学生は26.0%だった。

見落とせないのは、強い支持が前年より減っている点。勤務地限定の総合職が増え、転勤なし自体は差別化になりにくくなっているとも読めます。地域の中小企業は「実家から通えて家賃分を貯金できる」など、生活の変化まで示すと響きやすいでしょう。転勤がある企業も、頻度や本人の希望が通る仕組みを明示すれば、最優先ではない6割の層は取り込めます。回答は131件と小規模です。

転勤のない企業は「志望度が上がる」との回答が8割超す。4人に1人が勤務地や転勤の有無を「最優先で重視」【28卒学生調査】
株式会社学情のプレスリリース(2026年10月29日 10時00分)転勤のない企業は「志望度が上がる」との回答が8割超す。4人に1人が勤務地や転勤の有無を「最優先で重視」【28卒学生調査】

28卒の理想は「週2リモート」——フルリモート派は1割に届かず

出社とリモートを組み合わせて働ける企業は志望度が上がるとした28卒は82.4%。出社機会のある企業は46.6%だった。希望するリモート日数は週2日が51.1%で、フルリモートは9.2%にとどまる。

学生が求めているのは在宅の多さより、選べる柔軟さです。「出社が少なすぎると人間関係を築けない」という声もあります。リモート制度がない企業も、出社の価値を「先輩にすぐ相談できる」と具体的に言葉にすれば訴求になるかも。一方、マイナビの27卒調査では入社予定先が「すべて出社」の学生が5割を超えており、理想と現実の差は大きいまま。週1日でも制度化できれば、それだけで選ばれる理由になりそうです。

出社とリモートを組み合わせて働ける企業は「志望度上がる」が8割超す4人に3人が「週1~2日リモート、3~4日出社」希望【28卒学生調査】
株式会社学情のプレスリリース(2026年10月30日 10時00分)出社とリモートを組み合わせて働ける企業は「志望度上がる」が8割超す4人に3人が「週1~2日リモート、3~4日出社」希望【28卒学生調査】

2.中途採用関連のTOPICS

Z世代の56%が選考中に企業を嫌いに——最多の理由は面接官の対応

18〜26歳の求職活動経験者の56.3%が、選考中に企業イメージが悪化した経験を持つ。理由は採用担当者や面接官の対応が29.9%で最多。写真や動画の少なさ、良い面ばかりの発信も2割を超えた。

回答者の7割が生成AIを使っており、企業情報の比較はAIで手軽にできる時代です。差がつくのは、AIでは整理できない「人の対応」でしょう。現場社員が面接に出る中小企業ほど、対応のばらつきは出やすいもの。選考後に候補者へ短いアンケートを取り、面接官ごとに振り返るのはすぐに始められます。なお調査元は採用動画の制作会社で、新卒と転職を区別していない点には留意が必要です。

Z世代の56.3%が求職活動中に企業イメージ悪化を経験 採用活動の実態が明らかに
株式会社JITSUGYOのプレスリリース(2026年10月29日 07時10分)Z世代の56.3%が求職活動中に企業イメージ悪化を経験 採用活動の実態が明らかに

残業は理想より月10時間長くても、過半数は「転職とは無関係」

正社員の78.1%が残業ありと回答。平均は月23.8時間で、理想を9.7時間上回る。残業時間は転職意欲と関係ないとする人は54.0%。ストレスを感じる残業は、突然発生したものが最多だった。

負担の正体は、時間の長さより予測できないことにありそうです。繁忙期など事前に想定できる残業は、ストレスが比較的低い結果でした。求人票に「月平均20時間」と書くだけでなく、「月末の3日間に集中」など発生するタイミングまで示すと、働き方を具体的に想像してもらえます。残業理由の2位は人手不足。採用が進まないほど残業が増え、離職を招くという悪循環にも目を向けたいところです。

「【正社員2万人に聞いた】残業に関する意識調査2026年」を発表
株式会社マイナビのプレスリリース(2026年10月29日 13時00分)「【正社員2万人に聞いた】残業に関する意識調査2026年」を発表

雑談は9割が「必要」でも半数が苦手——30代で最多、壁は話題探し

職場の雑談を必要とする人は88.4%で、理由は相談のハードルが下がるが最多。一方、雑談が苦手な人は46.7%で30代が最多。1日の雑談は15分未満が約7割で、相手は同じ部署が中心だった。

雑談は楽しみより、相談のための下地として捉えられています。雑談量が変わった理由の最多は部署や上司の変化で、既存の輪に入りにくい中途入社者は孤立しがちです。入社1か月以内に他部署の社員とのランチを1回組むだけでも、相談先は広がります。苦手が多い30代は中途採用の中心層でもあり、本人の雑談力に任せない仕組みが定着を左右しそうです。

Job総研『2026年 職場の雑談実態調査』を実施 5割が苦手意識 必要性実感も“話題探し”につまずきの声
パーソルキャリア株式会社のプレスリリース(2026年10月26日 09時40分)Job総研『2026年 職場の雑談実態調査』を実施 5割が苦手意識 必要性実感も“話題探し”につまずきの声

男性経営者に娘が生まれると女性の採用が増加——生産性は変わらず

デンマークの小規模企業の分析で、男性経営者に第一子の娘が生まれると、女性従業員の割合が約1ポイント増え、男女の収入差も縮んだ。売上や生産性に目立った変化はなかった。

示唆的なのは、採用された人の能力が下がらなかった点。同等の資格を持つ男女のどちらを採るかという場面で、経営者の意識が判断を左右していたことになります。経営者1人が採用を決める中小企業ほど、無意識の偏りが結果に直結しやすい構造です。評価項目を事前に決め、面接官を複数にするだけでも偏りは抑えられます。デンマークの研究で、日本にそのまま当てはまるとは限りません。

男性管理職は娘が生まれると女性従業員の雇用を増やす傾向があるとの研究結果
企業や組織における男女平等を実現するには、従業員の採用や評価に責任を持つ管理職や経営陣の意識を変えることが必要不可欠です。アメリカやデンマークの研究チームが発表した論文では、男性管理職に娘が生まれると女性従業員の雇用が増え、女性の収入も増加…

3.WEBマーケティングに関連するTOPICS

X「Under the hood」で表示制限された投稿を個別に確認可能に

Xの公式ツール「Under the hood」が更新され、表示制限のラベルが付いた投稿を個別に確認できるようになった。制限の理由や影響の範囲、法的要求による国別の制限も表示される。

投稿が伸びないとき、内容の問題か表示制限かを切り分けられるようになります。意図しない内容が判定に引っかかる例も報告されており、反応が急に落ちた投稿は一度確認しておくと安心。ただし判定の基準は公開されておらず、ラベルが外れる保証もありません。

Xでどの投稿が表示制限されているかが公式ツールで分かるように
自分の投稿がXのシステム上でどのように扱われているかを確認できる「Under the hood(アンダー・ザ・フード)」がアップデートされ、自分の投稿のどれに表示制限がかかっているかどうかをチェックできるようになりました。

まとめ

今週のニュースを通じて見えてきたのは、候補者が求めているのは条件の良さそのものより、入社後の毎日を具体的に思い描けることだという構図です。

新卒採用では、28卒の多くが転勤のない企業や、出社とリモートを組み合わせられる企業に魅力を感じていました。ただし理想は週2日程度のリモートで、出社して人間関係を築きたいという声も目立ちます。制度の有無だけでなく、その働き方で生活がどう変わるかを伝えることが鍵になりそうです。

中途採用では、Z世代の過半数が面接官の対応や情報の少なさから企業イメージを悪くしていました。入社後については、残業は長さより突発的に生じることが負担となり、雑談は相談の下地として必要とされながら半数近くが苦手意識を抱えています。採用の判断が経営者個人の意識に左右されうることを示す研究もありました。

WEBマーケティングでは、Xで自社の投稿がどう扱われているかを確認できるようになり、発信が届かない原因を切り分けやすくなりました。

面接官の対応、残業の起こり方、職場での声のかけやすさ。いずれも求人票の条件欄には表れにくい部分です。こうした「働く日常」を言葉にし、採用サイトから選考の場まで一貫して示せる企業が、候補者の信頼を得ることになるでしょう。

いぬのて田村
この記事の監修者

いぬのて田村

採用課題をWEBマーケティングで解決するいぬのて代表。
動物全般が好き。
常に挑戦することを楽しんでいます🐶