engage(エンゲージ)の使い方完全ガイド|無料で求人掲載する方法
「求人を出したいけれど、費用がかかるのは不安」「まず無料で試してみたい」——そう感じている採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
限られた採用予算のなかで、できるだけコストを抑えながら応募者を集めたい。そんな中小企業の採用担当者にとって、engage(エンゲージ)は有力な選択肢のひとつです。
engageは、株式会社エンゲージ(旧:エン・ジャパン株式会社のHR Techサービス部門)が提供する採用支援ツールです。
採用ページの作成から求人掲載、応募者管理、スカウト送信まで、採用活動に必要な機能を基本的に無料で利用できます。2024年末時点で、全国60万社以上が利用する国内最大級の採用支援ツールに成長しています。
この記事では、engageのアカウント登録から求人作成・公開、応募者管理、有料オプションの活用まで、使い方を順を追って解説します。これからengageを始めようとしている方も、すでに使っているが効果が出ていないと感じている方も、ぜひ参考にしてください。
※本記事に記載されている料金、補助金、制度などの情報は、2026年6月時点のものです。最新の情報については各サービスの公式サイトや関係機関にご確認ください。
engage(エンゲージ)とはどんなサービスか
engageは、採用に関わる3つの機能をワンストップで提供しています。
採用サービスの多くは「掲載課金型」か「成果報酬型」で、掲載だけで数十万円かかるケースも珍しくありません。engageはそれらとは異なり、基本機能を無料で提供することで、採用広告費に制約のある中小企業でも活用しやすい設計になっています。
また、無料で作成した採用ページはGoogle しごと検索・求人ボックス・スタンバイなど複数の求人検索エンジンへ自動で配信される仕組みになっており、自社だけでは届かなかった求職者層へリーチしやすくなります(配信先は時期によって変更されることがあります。2026年6月時点ではIndeedとの連携は終了予定です)。
なお、2026年4月からengageはエン・ジャパン株式会社から新会社「株式会社エンゲージ」として独立して運営されています。

アカウント登録の手順
engageを始めるにあたって、まずアカウントの登録が必要です。手順はシンプルで、入力から本登録完了まで5〜10分程度で終わります。
登録に必要な情報
アカウント登録時に入力する主な項目は以下のとおりです。
法人に限らず、個人事業主でも登録できます。ハローワークの求人票のように紙の書類を準備する必要はなく、オンライン完結で手続きが進みます。
アカウント登録の流れ
1. engage公式サイト(en-gage.net/user/)にアクセスし、「求人掲載(無料)」ボタンをクリック。移動したページで、「求人掲載スタート」のボタンをクリックします。
2. 必要事項を入力して「アカウントを登録」ボタンを押すと、入力したメールアドレス宛に認証メールが届きます。
3. メール内のリンクをクリックして本登録を完了します。
4. ログイン後、採用ページの初期設定に進みます。会社のロゴ画像や所在地などを入力すれば、採用ページの土台ができあがります。初期設定はあとから編集できるため、まずは基本情報だけ入力して進めてもかまいません。
アカウント登録と初期設定が終わったら、次は実際に求人を作成していきます。
「求人票の文章をどう書けばいいか分からない」「採用ページの設定を一緒に考えてほしい」という方は、ぜひいぬのてにお任せください。

採用ページの作り込み方
engageの大きな特徴は、採用サイト(採用ページ)を自社で用意できる点です。求人票だけ掲載するのではなく、「会社の雰囲気」「働く人の声」「職場の写真」などを発信することで、求職者の興味を引きやすくなります。
採用ページに入れておきたい要素
採用ページに掲載できる主なコンテンツは次のとおりです。
採用マーケティングの観点から見ると、求職者は「求人票に書かれた条件」だけでなく、「この会社でどんな人と、どんな環境で働くのか」を知りたがっています。採用ページでその情報を先に伝えることで、応募前のミスマッチを減らし、本当に自社に合った方からの応募を増やしやすくなります。
写真は特に効果的です。オフィスの様子・ミーティング風景・社員の笑顔といったリアルな写真は、採用ページの印象を大きく変えます。スマートフォンで撮影したものでも、明るく自然な写真であれば十分です。
求職者に響く採用ページの作り方については、採用サイトの作り方完全ガイドも参考にしてください。
求人票の作成方法とコツ
採用ページの設定が終わったら、求人票を作成します。管理画面の「求人作成」から進むことができます。
入力する主な項目
応募が集まりやすい求人票のポイント
engageの公式サポートページおよび採用支援の実務経験から、応募率が上がりやすい求人票には共通した特徴があります。
表示用職種名に特徴を盛り込む
「営業」だけでなく「未経験歓迎・土日休みの営業職」のように、求職者が気にする条件や特徴を職種名に加えると、一覧で目に留まりやすくなります。
仕事内容を「誰が・何を・どのように」で書く
「営業業務全般」のような曖昧な表現よりも、「既存顧客への定期訪問が中心。1日3〜5件ペースで、先輩社員と2人1組で動きます」のように具体的な内容を書くほうが、入社後のイメージが伝わりやすくなります。
経験者と未経験者で求人を分ける
「経験者優遇・未経験者歓迎」とひとつの求人にまとめると、どちらにも刺さりにくくなります。それぞれの層に向けた別々の求人を作成するほうが、応募率が上がりやすいです。
勤務地は市区町村まで詳しく入力する
求職者は地域を絞り込んで検索することが多いため、詳細な住所を入力することで検索に引っかかりやすくなります。
魅力的な求人票の書き方についてさらに詳しく知りたい方は、魅力的な求人票の書き方もあわせてご覧ください。

求人公開後の流れと外部サイトへの配信
求人票の作成が完了したら、「公開する」ボタンを押すだけで求人が掲載されます。公開後、engageの内部に求人が掲載されるとともに、連携している外部求人サイトへの配信が始まります。
2026年6月時点での主な配信先(無料)は以下のとおりです。
なお、これまで連携していたIndeedとの求人転載・連携は、2026年6月11日をもって終了予定です。Indeedからの応募が一定数あった企業は、この変更による影響を事前に確認しておくことをおすすめします。
外部サイトへの反映は公開から2〜3営業日かかることが多いため、採用の開始時期に余裕をもってスケジュールを組んでおきましょう。
複数の求人サイトを使い分ける際の考え方については、Indeed・リクナビNEXT・Greenなど求人サイトの使い分けも参考になります。
応募者管理機能の使い方
応募が来たあとの管理も、engageの管理画面で一元対応できます。メールソフトを別で用意する必要はなく、管理画面内でやり取りが完結するため、対応漏れを防ぎやすくなります。
管理画面でできること
スカウト機能の活用
engageには、無料でスカウトメールを送れる機能があります。エン転職の会員データベース(2025年3月時点で555万人以上)から、学歴・地域・業種・スキルなどの条件で候補者を絞り込み、スカウトメールを送ることができます。
スカウトメールは週10通まで無料で送信可能です。「待ちの採用」(応募を待つだけの採用)から「攻めの採用」へ転換したいという場合に有効な機能です。ただし、1通ずつ手動で送信するため、時間的なコストがかかる点は理解しておきましょう。
採用において「応募を待つだけ」から「積極的に候補者にアプローチする」という発想の転換は、母集団形成の基本的な考え方を理解するうえでも重要なテーマです。
「応募者への連絡対応や選考管理に手が回らない」「採用業務を効率化したい」という方は、ぜひいぬのてにお任せください。

有料オプション「エンゲージプレミアム」とは
engageには無料の基本プランに加え、有料の「エンゲージプレミアム」が用意されています。無料プランで基本的な採用活動はカバーできますが、より多くの求職者に求人を露出させたい場合に有効です。
エンゲージプレミアムの主な特徴
どんな場合に有料プランを検討するか
無料プランで一定期間試してみて、「応募が少ない」「ターゲットとする職種の人材がなかなか集まらない」と感じたタイミングで、有料プランへの切り替えを検討するのが現実的です。
チケット制のため、「今月は採用を強化したい」「特定の求人だけ集中的に掲載したい」という場合に、必要な分だけ費用をかけられる柔軟性があります。一方で、大量の求人を長期間掲載するには費用がかさむ場合もあるため、他の採用チャネルも含めた費用対効果を見ながら調整していくことが大切です。
母集団形成のための施策をどう組み合わせるかについては、母集団形成に有効な施策もあわせて参考にしてください。
「有料プランへの切り替えタイミングが分からない」「採用コストを最適化したい」という方は、ぜひいぬのてにお任せください。

engageを使う際のよくある失敗と注意点
engageは無料で手軽に始められる反面、使い方を誤ると期待した効果が得られないこともあります。実際の運用でよく見られる失敗パターンと、その対処法をお伝えします。
失敗1: 求人を公開して「あとは待つだけ」になってしまう
求人を公開したあと、応募が来るのをただ待っている状態では、効果が出にくいことがあります。特に掲載開始から1〜2週間は、閲覧数や応募数を確認しながら求人票の内容を見直すことが大切です。
「職種名を変えてみる」「写真を追加してみる」「給与条件の見せ方を工夫してみる」といった小さな改善の積み重ねが、応募率の向上につながります。
失敗2: 採用ページの情報が薄い
求職者はengage内の採用ページも確認します。テキストだけで会社情報が羅列されているだけでは、「この会社、どんな雰囲気なんだろう」という疑問が解消されません。写真や社員の声を加えて、採用ページ自体の魅力を高めることが重要です。
失敗3: 応募者へのレスポンスが遅れる
求職者の多くは複数の求人に同時に応募しています。応募が来てから連絡まで数日かかると、他社に先を越されてしまうことがあります。応募通知のメール設定を確認し、できれば応募当日か翌営業日には初回連絡を送るようにしましょう。
失敗4: Indeedとの連携変更を把握していない
2026年6月11日のIndeedとの連携終了は、これまでIndeed経由の応募が多かった企業に影響が出る可能性があります。求人ボックスやスタンバイなど他の配信先を活用しながら、応募経路の変化を注視していきましょう。
![engage-common-mistakes]
【図解の目的】
engageでよくある4つの失敗パターンと、それぞれの対処法を対比形式で示す。
【画像生成プロンプト】
– スタイル: フラットデザイン、警告色(オレンジ)と解決色(グリーン)を対比させた2カラム構成
– 構図: 左列「よくある失敗(NG)」・右列「改善策(OK)」を4行で並べるマトリクス
– 主要アイコン: 砂時計アイコン(待つだけ)、情報量の少ない書類アイコン(情報不足)、吹き出し×アイコン(返信遅延)、リンク切れアイコン(連携変更への未対応)
– テクスチャ・装飾: 左列は薄いオレンジ背景+×マーク、右列は薄いグリーン背景+チェックマーク、行間に細いグレー区切り線、ヘッダー行に「失敗パターン」「改善策」のラベル
– テキスト指定: 各行に「公開して放置」→「週1で求人票を見直す」など簡潔な対比テキスト4組
– 情報密度: 4行×2列の整理されたレイアウト。各セルにアイコン1つ+テキスト1〜2行
【ALTタグ】
engageを使う際のよくある失敗4パターンと改善策の対比図解

まとめ:engageを採用マーケティングのスタート地点に
engageは、採用にかけられる予算が限られている中小企業にとって、コストを抑えながら母集団形成を始められる有力なツールです。この記事の内容を振り返ると、以下のポイントが特に重要です。
まず最初にやることは、「アカウントを登録して採用ページを作成する」ことです。求人票の完成度を高めるより先に、まず採用ページと1本目の求人を公開してみましょう。実際に運用しながら改善していくほうが、最初から完璧を目指すより現実的で成果につながりやすいです。
engageを活用した母集団形成の取り組みは、採用マーケティング全体の出発点にもなります。「採用マーケティングをもっと体系的に学びたい」「自社の採用課題を一緒に整理してほしい」という方は、ぜひいぬのてにお任せください。

いぬのて田村
採用課題をWEBマーケティングで解決するいぬのて代表。
動物全般が好き。
常に挑戦することを楽しんでいます🐶