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【2026年5月第2週】採用マーケティング関連 最新情報まとめ

2026年5月2週-採用マーケティング関連TOPICSのアイキャッチ画像

2026年5月第2週(5月2日〜8日)の採用マーケティング関連ニュースをまとめました。

新卒採用では、GW明けの退職検討ピークを示す数字が今年も出揃いました。新入社員の6割超がすでに退職を考えた経験を持つという現実は、採用の成否がオンボーディング設計に直結することをあらためて突きつけています。

中途採用では、上司への本音を言えない組織の構造問題や、年代によって仕事選びの軸が大きく異なる実態、リモートワークのメリット・デメリットの両面が整理された調査が相次ぎました。

WEBマーケティングでは、Instagramの有料新機能「Instagram Plus」のリリースが注目を集めました。

全体を通じて、「採用した後にどう定着させるか」がますます問われる週となりました。入口の設計と出口の防止を同時に考える視点を持つことが、今の時代の採用担当者に求められています。

1.新卒採用関連のTOPICS

GW明けに退職検討ピーク——新卒の6割超のリアル

新卒の61.6%が入社後に退職を検討した経験を持ち、ピークはGW明けと判明。「上司ガチャ」を感じる人は54.4%、相談できる相手がいない孤独と配属環境が早期離職の背景に浮かび上がった。

GW明けは毎年「五月病」「退職の波」と騒がれますが、今年もデータがそれを裏付けています。注目すべきは「相談できる相手がいない」が約30%という数字。これは関係性の問題であり、仕組みだけでは解決できません。配属先のメンバーや上司との接点を意図的に設計し、「気軽に話せる雰囲気」を作ることが、この時期の離職防止においてもっとも有効な一手だと思います。

新卒の61.6%が「入社後に退職を検討」―“GW明け”にピーク、「上司ガチャ」を感じる人は54.4%に。「相談できる相手がいない」約30%、早期離職の背景に“孤独”と“配属環境”の影響が浮き彫りに
株式会社DYMのプレスリリース(2026年5月7日 16時50分)新卒の61.6%が「入社後に退職を検討」―“GW明け”にピーク、「上司ガチャ」を感じる人は54.4%に。「相談できる相手がいない」約30%、早期離職の背景に“孤独”と“配属環…

新入社員が半年後に目指す姿は「信頼される・任される存在」

入社半年後の10月に自分がなりたい姿として36.9%が「信頼される・任される存在」を選択。成長への意欲の高さが示された一方、それに応えられる職場環境の整備が問われる結果となった。

「早く信頼されたい・任されたい」という気持ちは健全な成長意欲の表れです。一方でこれは、期待に応えられない環境が続けば離職につながるという裏返しでもあります。業務の裁量を段階的に広げる仕組みや、「任せた」と明示するフィードバックの習慣化が、入社後6ヶ月の定着を左右します。

新入社員が10月に目指す姿は「信頼される・任される存在」が36.9%
アーティエンス株式会社のプレスリリース(2026年5月8日 11時40分)新入社員が10月に目指す姿は「信頼される・任される存在」が36.9%

2.中途採用関連のTOPICS

上司への本音を言えない組織——「静かな退職」の正体

中堅社員の約3割が言いにくさを抱えたまま「静かな退職」状態に。若手は不満を表明するのではなく離職・異動を選ぶ傾向があり、心理的安全性の欠如が組織停滞の根本的な要因として浮き彫りになった。

1on1や面談の「形式」を整えることに注力する企業は多いですが、問題の本質は「形式があっても本音が言えない」というところにあります。言いにくい雰囲気を生み出しているのは、多くの場合、上司の反応と職場の空気。管理職向けのコミュニケーション研修を実施することはもちろん、言ったことがフィードバックされる・変化につながるという体験を積み重ねることが、本音を引き出す組織文化の礎になります。

【上司への本音調査】約3割の中堅が「静かな退職」、若手が「離職・異動」へ?組織を停滞させる“言いにくさ”の正体
Professional Studio株式会社のプレスリリース(2026年5月7日 10時00分)【上司への本音調査】約3割の中堅が「静かな退職」、若手が「離職・異動」へ?組織を停滞させる“言いにくさ”の正体

年代で異なる仕事選びの軸——介護派遣の世代別ニーズ調査

介護派遣における転職者調査で、20代は「通勤時間」重視が57%で最多、50代以降は「給与」が上位に。仕事を選ぶ際の優先軸が年代によって明確に異なることが示された。

これは介護業界に限らず、あらゆる職種・業界に共通する傾向。「好立地」「業界水準以上の給与」という画一的な訴求では、ターゲットによって刺さり方に差が出ます。広告のクリエイティブやスカウト文の訴求軸を年代別に分けるだけで、応募率や面談承諾率が変わってくるはずです。

20代は「通勤時間」重視が57%で最多、50代以降は「給与」重視が上位に~介護派遣の仕事選び、年代別で異なるニーズが明らかに~
株式会社DYMのプレスリリース(2026年5月8日 11時50分)20代は「通勤時間」重視が57%で最多、50代以降は「給与」重視が上位に~介護派遣の仕事選び、年代別で異なるニーズが明らかに~

リモートワークの恩恵は「通勤」、弱点は「対面でのコミュニケーション」

リモートワークのメリット上位2項目は「通勤時間の削減」と「通勤ストレスの解消」。デメリットでは「対面でのコミュニケーションが減る」が52.4%と全13項目中で唯一の過半数となった。

リモートワークの最大の恩恵が「通勤からの解放」というのは、裏を返すと「通勤そのものが大きなストレスである」という事実の確認でもあります。出社回帰を進める企業は、この点を軽視しないほうがいいでしょう。フレックス活用や時差出勤など、通勤負担を軽減する工夫をセットで打ち出すことが、リモートを縮小しつつも人材を繋ぎ止める採用訴求の軸になります。

リモートワークのメリット上位2項目は「通勤」関連。全13項目で唯一、半数が挙げたデメリットも明らかに
株式会社LASSICのプレスリリース(2026年5月7日 10時13分)リモートワークのメリット上位2項目は「通勤」関連。全13項目で唯一、半数が挙げたデメリットも明らかに

子ネコ画像で作業効率44%向上——”かわいい”の科学的な仕事力

かわいいものを見ることで集中力・作業効率が高まることが科学的に証明。子ネコ画像の閲覧で効率が44%向上したデータも示され、”かわいい”という感覚が生産性に与える効果が裏付けられた。

かわいいは逆に仕事をする手を止める作用があるイメージですが、逆の効果が得られるとは。まさにかわいいは正義です。朝礼に代わってかわいいに触れる時間を設けると、効果があるかもしれません。

子ネコで作業効率44%向上? “かわいい”の意外な仕事力
かわいい動物や赤ちゃんの画像を見ると集中力や作業効率が向上するという研究がある。視覚的な刺激が注意力を高め、脳の働きを活性化させることが実験で確認されており、短時間の活用が効果的とされる。

3.WEBマーケティングに関連するTOPICS

Instagram Plus登場——月319円で広がるストーリーズの可能性

Instagramが有料サービス「Instagram Plus」を提供開始。再視聴インサイト・閲覧者検索・48時間表示・共有範囲設定など、ストーリーズを強化する機能が月額319円で利用可能となった。

個人でメリットに感じる人はあまりいないように感じますが、企業アカウントにとっては特にストーリーズ48時間表示は需要があるのではないでしょうか。これまでストーリーズ表示を消さないように時間に追われていたのが解消されます。

【Instagram新機能】Instagram Plusの提供開始!機能・料金・活用ポイントを解説
Instagram新機能「Instagram Plus」とは?月額319円で利用できるストーリーズ強化機能を解説。再視聴インサイト、閲覧者検索、48時間表示、共有範囲設定など、できることや料金、期間限定の無料トライアル情報を紹介します。

まとめ

今週のトピックを振り返ると、「採用した後の世界」を問うデータが全体を貫くテーマになっていました。

新卒採用では、GW明けの退職検討ピークと「信頼される存在になりたい」という新入社員の意欲が、同じ問題の表と裏であることが見えてきます。意欲があるからこそ、それが活かされない環境に失望する。採用の成否は入社後の最初の数ヶ月で大半が決まると言っても過言ではありません。

中途採用では、本音を言えない組織・年代別の仕事観の違い・通勤負担への不満と、いずれも「入社後のリアルが候補者に届いていない」という課題に行き着きます。採用広報で都合の良い面だけを発信しても、入社後のギャップが広がるだけです。課題も含めた誠実な情報開示と、入社後の具体的なサポート体制の可視化が、中長期的な定着率の改善につながります。

いぬのて田村
この記事の監修者

いぬのて田村

採用課題をWEBマーケティングで解決するいぬのて代表。
動物全般が好き。
常に挑戦することを楽しんでいます🐶