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プレスリリースの書き方完全ガイド|基本構成から配信のコツまで初心者向けに解説

プレスリリースの書き方完全ガイド|基本構成から配信のコツまで初心者向けに解説

「プレスリリースを出したいけど、何をどう書けばいいかわからない」
「一度配信してみたけど、メディアに全然取り上げてもらえなかった」

このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

プレスリリースは、書き方の型さえ押さえてしまえば、決して難しいものではありません。ただ、「自社のことを知ってほしい」という気持ちだけで書いてしまうと、記者には届かないプレスリリースになってしまいがちです。

この記事では、はじめてプレスリリースを書く方に向けて、基本の構成・タイトルや本文の書き方のコツ・よくある失敗パターン・配信サービスの選び方まで、ひと通り丁寧に解説します。自社のプロダクトやサービスにおける広報・認知形成の第一歩として、ぜひ活用してみてください。

※本記事に記載されている料金、補助金、制度などの情報は、2026年3月時点のものです。最新の情報については各サービスの公式サイトや関係機関にご確認ください。

  1. そもそもプレスリリースとは?広告との違い
    1. プレスリリースの定義
    2. 広告との違い
  2. プレスリリースの基本構成5つ
    1. 1. レターヘッド(ヘッダー)
    2. 2. タイトル(見出し)
    3. 3. リード文(概要)
    4. 4. 本文
    5. 5. 連絡先・会社概要
  3. メディアに取り上げられるタイトルの書き方
    1. ポイント1:30〜50文字以内にまとめる
    2. ポイント2:ファクトと具体性を入れる
    3. ポイント3:広告っぽい表現はNG
  4. リード文・本文の書き方のポイント
    1. リード文は5W1Hで構成する
    2. 本文はニュース性と差別化を意識する
  5. プレスリリースを書く前に準備すること
    1. ニュース性のあるネタを選ぶ
    2. 書く前の確認チェックリスト
  6. よくある失敗例と改善のポイント
    1. 失敗例1:「自社目線」で書きすぎている
    2. 失敗例2:タイトルが長すぎる・あいまいすぎる
    3. 失敗例3:配信して終わり、効果測定をしていない
    4. 失敗例4:連絡先の記載が不備・古い情報のまま
  7. プレスリリースの配信方法と主要サービスの比較
    1. 配信方法1:自社HP・オウンドメディアへの掲載
    2. 配信方法2:メディアへの直接送付
    3. 配信方法3:プレスリリース配信サービスの活用
    4. 主要な配信サービス3社の比較
  8. プレスリリースをもっと効果的にする3つの視点
    1. 視点1:トレンドと自社の取り組みを結びつける
    2. 視点2:配信のタイミングを戦略的に選ぶ
    3. 視点3:プレスリリースをコンテンツ資産として活用する
  9. まとめ

そもそもプレスリリースとは?広告との違い

プレスリリースの定義

プレスリリースとは、企業や団体がテレビ・新聞・Webメディアなどに向けて、新商品・新サービス・イベント・採用活動などの情報を伝えるために作成する公式文書です。

「プレス(報道機関)」に向けて「リリース(発表)」する、というのが言葉の意味です。プレスリリースを受け取った記者が内容をニュースや記事として取り上げることで、企業の情報が世の中に広まります。

広告との違い

プレスリリースと広告の違いを整理しておきましょう。

広告はお金を払ってメディアに掲載してもらうものです。一方、プレスリリースの配信自体に広告費は発生しません(配信サービスを使う場合は費用が発生します)。記者が「ニュースになる」と判断してはじめて記事になります

広告はお金を払う代わりに確実に掲載されるのに対して、プレスリリースは確実に掲載されるわけではない代わりに、「第三者のメディアが取り上げた情報」として高い信頼性と拡散力を持てます

プレスリリースの基本構成5つ

プレスリリースには守るべき基本的な構成があります。この型を押さえておくと、情報が整理されてメディア関係者にも伝わりやすくなります。

1. レターヘッド(ヘッダー)

プレスリリースの一番上に入れる「この書類の身分証明書」のような部分です。「報道関係者各位」「PRESS RELEASE」といった文言のほか、企業名・ロゴ・発信日付を記載します。

凝った装飾は必要ありません。「これはプレスリリースである」ということが一目でわかるようにするのが目的です。

2. タイトル(見出し)

プレスリリースの明暗を決める、最も重要な要素です。

株式会社バリュープレスの「第1回 プレスリリースに関する記者の反応調査」によると、記者の約7割はプレスリリースを受け取ったとき、まずタイトルだけをさらりと読み、気になったものだけを本文まで読むというやり方を取っています。タイトルだけで勝負が決まるといっても過言ではありません。

出典:株式会社バリュープレス「第1回 プレスリリースに関する記者の反応調査」
https://www.value-press.com/news/2014080701

タイトルは30〜50文字程度を目安に、伝えたいことを端的に表現しましょう。詳しい書き方のポイントは後述します。

3. リード文(概要)

プレスリリース全体の内容を2〜3文に要約したものです。タイトルを読んで興味を持った記者が次に読む箇所です。

リード文だけで「何をしている会社が」「何を」「いつ」「なぜ」を伝えられるくらい、情報を凝縮させることが求められます。250〜300文字程度が目安です。

4. 本文

リード文でまとめきれなかった詳細を書く部分です。商品・サービスの特長、開発背景、他社との差別化ポイント、価格・提供開始日などを盛り込みます。情報量に余裕はありますが、冗長にならないよう整理することが大切です。A4用紙で1〜2枚程度(多くても3枚程度)に収めるのが理想的です。

5. 連絡先・会社概要

プレスリリースに興味を持った記者がすぐに連絡を取れるよう、企業名・部署名・担当者名・電話番号・メールアドレスを正確に記載します。ここに不備があると、せっかく取材につながるチャンスを逃してしまいます。合わせて会社概要(設立年・所在地・事業内容・URLなど)も記載しておきましょう。

メディアに取り上げられるタイトルの書き方

タイトルはプレスリリースのなかで最も多くの時間をかけて考える価値がある部分です。3つのポイントを押さえましょう。

ポイント1:30〜50文字以内にまとめる

タイトルは30〜50文字程度が目安です。配信サービスのトップページで表示される文字数や、人間がひと目で把握できる文字量を考えると、伝えたい内容は前半に配置するほど効果的です。

さらに詳細を伝えたい場合は、サブタイトルを30文字以内で添えると読みやすくなります。複数行に及ぶタイトルは記者の思考に負荷をかけるため避けましょう。

ポイント2:ファクトと具体性を入れる

漠然としたタイトルよりも、具体的な数字や固有名詞を入れたタイトルのほうがメディアの目に留まりやすくなります

極端な例ですが、「新サービスをリリースしました」よりも「月額5,000円の採用管理ツール『○○』をリリース、中小企業の採用コストを30%削減」のほうが、一目で内容が伝わります。具体的な数字と行動が伝わる構成を目指しましょう。

ポイント3:広告っぽい表現はNG

「!!」の多用や「業界最高峰!」「今だけ!」といった煽り表現は、記者に「広告チラシ」と受け取られて読み飛ばされてしまいます。プレスリリースで大切なのは、あくまでもファクト(事実)です。客観的で正確な表現を心がけましょう。

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リード文・本文の書き方のポイント

リード文は5W1Hで構成する

リード文を書く際に意識したいのが「5W1H」です。次の問いを埋めることで、簡潔で伝わりやすいリード文になります。

  • Who(誰が):発信する企業・団体は?
  • What(何を):何を発表するのか?
  • When(いつ):発売日・開催日は?
  • Where(どこで):場所・提供エリアは?
  • Why(なぜ):開発・企画した背景は?
  • How(どのように):どんな方法・仕組みで?

理想的なリード文は、その2〜3文を読むだけでプレスリリースの全体像がつかめる状態です。書き終えたら「この文章だけで記者は記事の骨格を組めるか?」と自問してみてください。

本文はニュース性と差別化を意識する

本文では「ニュース性(新規性)」と「差別化ポイント」を明確にすることが重要です。記者は常に「この情報は記事になるか?」という視点で読んでいます。

自社の想いや熱量を一方的に書くのではなく、「記者がこれを読者に伝えたくなるか」という読み手の視点に立つことが大切です。本文内には5W1Hに加えて「How much(価格)」「How many(数量・規模)」なども盛り込むことで、より具体性が増します。

プレスリリースを書く前に準備すること

プレスリリースを書き始める前に、しっかり準備を整えることが成否のカギを握ります。

ニュース性のあるネタを選ぶ

プレスリリースに向いているネタには傾向があります。メディアが記事にしやすい情報として、一般的に以下のようなトピックが挙げられます。

  • 新商品・新サービスの発表
  • 採用活動の開始・採用目標・初任給改定の公表
  • 他社との業務提携・資本提携の発表
  • イベント・セミナーの開催告知
  • 受賞・認定・表彰の報告
  • 社会課題に絡んだ自社調査結果の発表

自社の既存サービスでも、時代のトレンドや社会的関心と結びつけることでニュース性を持たせることができます。「人手不足」「AI活用」「DX」「女性活躍」「ウェルビーイング」といったキーワードと自社の取り組みを絡めるのも効果的です。

書く前の確認チェックリスト

書き始める前に、以下の問いに全て答えられる状態にしておきましょう。これが揃えば、タイトル・リード文・本文を書くための骨格が完成します。

  • 誰が(Who):発信する企業・団体は?
  • 何を(What):何を発表するのか?
  • いつ(When):発売日・開催日・開始日は?
  • どこで(Where):場所・提供エリアは?
  • なぜ(Why):開発・企画した背景は?
  • どのように(How):どんな方法・仕組みで?
  • いくらで(How much):価格・費用は?
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よくある失敗例と改善のポイント

失敗例1:「自社目線」で書きすぎている

「私たちはこんな想いで作りました」「お客様のことを考えています」といった自社の熱量や内部事情が多すぎるプレスリリースは、記者の目には「広告」として映ります。

記者が求めているのは、読者に伝えられる「ニュース」としての客観的な情報です。書き終えたら「この内容で記者は記事を書けるか?」という視点でチェックしてみてください。数字・固有名詞・背景情報が揃っているかを確認しましょう。

失敗例2:タイトルが長すぎる・あいまいすぎる

「弊社の新しいサービスについてのお知らせ」のような抽象的なタイトルは、多数のプレスリリースの中で埋もれてしまいます。また、50文字を大幅に超えるタイトルは、配信サービスのページで見切れてしまうこともあります。

主タイトルは30文字以内、サブタイトルは30文字以内を目安に。何を発表するのか、具体的なキーワードを前半に置くことを意識しましょう。

失敗例3:配信して終わり、効果測定をしていない

プレスリリースを配信しただけで満足してしまい、どのメディアに掲載されたか・どれだけ閲覧されたかを確認していない、というケースは珍しくありません。

配信後は掲載数・閲覧数・問い合わせ数などを必ず確認し、次のプレスリリースに活かすPDCAを回しましょう。

失敗例4:連絡先の記載が不備・古い情報のまま

プレスリリースに興味を持った記者が問い合わせようとしても、連絡先が書かれていない・古い情報のままというケースがあります。取材のチャンスをみすみす逃すことになります。担当者名・電話番号・メールアドレスを最新の情報に更新し、必ず末尾に記載しましょう

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プレスリリースの配信方法と主要サービスの比較

プレスリリースを書いたら、次はメディアへの配信です。配信方法は大きく分けて3つあります。それぞれの特徴を理解したうえで、自社の目的やリソースに合った方法を選びましょう。

配信方法1:自社HP・オウンドメディアへの掲載

最も手軽に始められる方法が、自社のHPやオウンドメディア(自社ブログ・noteなど)へのプレスリリース掲載です。費用がかからず、コンテンツとして永続的に残るため、SEOの観点でも資産になります。

ただし、掲載しても自社サイトに訪問者がいなければ誰にも届きません。自社HPへの掲載はあくまで「情報のストック場所」として機能させ、他の配信方法と組み合わせるのが理想的です。

また、プレスリリースのページをSNSでシェアしたり、メールマガジンで案内したりすることで、自社の既存のリーチを活かした拡散も可能です。

配信方法2:メディアへの直接送付

ターゲットを絞ったメディアに直接メール・FAXでプレスリリースを送る方法です。業界専門誌や地方紙など、特定のメディアに届けたい場合に有効です。

配信先の記者・編集者を事前にリサーチし、「なぜこのメディアに送るのか」をひと言添えると、読んでもらえる確率が上がります。ただし、メディアリストの作成・管理には時間と手間がかかるため、配信先が多くなるほど現実的ではなくなります。

配信方法3:プレスリリース配信サービスの活用

最も広い範囲にプレスリリースを届けられる方法が、配信サービスの利用です。登録するだけで提携している多数のメディアやWebサイトに一斉に届けることができます。

配信後の効果測定(閲覧数・掲載数の確認)も多くのサービスが対応しており、次のプレスリリース改善に活かせるデータが得られます。また、配信サービスのページに蓄積されたプレスリリースが検索エンジン・生成AIの情報源にもなるため、LLMO(大規模言語モデル最適化)への効果も期待できます。

主要な配信サービス3社の比較

代表的な配信サービスを3つ比較します。

サービス名提供企業従量課金(1配信)特徴
PR TIMES株式会社PR TIMES3万円(税別)国内シェアNo.1。220以上のメディアと提携。上場企業の40%超が利用
@Press(アットプレス)ソーシャルワイヤー株式会社公式サイト参照FAX・メール両対応。専属スタッフが校正から配信先選定まで対応
ValuePress!(バリュープレス)株式会社バリュープレス無料〜(フリーコースあり)利用企業数が多く中小企業に人気。まずは無料で試せる

※料金は2026年3月時点。詳細は各公式サイトをご確認ください。

PR TIMES

国内シェアNo.1のプレスリリース配信サービスです。従量課金プランは1配信3万円(税別)から利用できます。

@Press

FAX・メール双方での配信に対応しており、専門誌・地方紙など幅広いメディアへのアプローチができます。専属スタッフが校正・配信先選定を対応してくれるため、初めての方にも安心感があります。

ValuePress!

フリーコースから試すことができ、中小企業の利用も多いサービスです。まず費用をかけずにプレスリリース配信を体験してみたいという方に向いています。

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プレスリリースをもっと効果的にする3つの視点

基本の書き方を押さえたうえで、さらに「届くプレスリリース」にするためのポイントを3つ紹介します。

視点1:トレンドと自社の取り組みを結びつける

プレスリリースのニュース性を高めるうえで有効なのが、時代のトレンドや社会課題と自社の取り組みを結びつけることです。「業界全体の課題に対し、当社はこうアプローチしています」という構図が作れると、記者が「取り上げたい」と感じやすいプレスリリースになります。

「AI活用」「DX」「人手不足」「カーボンニュートラル」「女性活躍」「ウェルビーイング」など、社会的な関心が高いキーワードと自社の事業・取り組みに重なる部分があれば、それをリード文や本文に盛り込んでみましょう。単独では地味に見えるニュースも、社会背景とセットで語ることで、一気にニュース性が増すことがあります

視点2:配信のタイミングを戦略的に選ぶ

どれだけ内容が良くても、タイミングが悪ければ記者の目に届きにくくなります。一般的に、平日の火曜日〜木曜日の午前10時〜午後2時ごろが、記者がプレスリリースを確認しやすい時間帯といわれています。

逆に避けたほうがよいタイミングもあります。土日・祝日・連休前後は閲覧率が下がりやすく、大きなニュースが重なる日も埋もれてしまいがちです。また、関連性の高いイベント・展示会・制度改正のタイミングに合わせて配信することで、メディアの関心を引きやすくなります

視点3:プレスリリースをコンテンツ資産として活用する

プレスリリースは、配信して終わりにするのはもったいないコンテンツです。自社HPやオウンドメディアに掲載しておくことで、SEOの観点でも検索エンジン・生成AIに自社情報を届け続ける「資産」になります

さらに、SNSで発信したり、メールマガジンに掲載したり、営業資料に添付したりと、さまざまな場面で再活用することができます。プレスリリース1本を起点に、複数の接点から認知を広げていく——そうした使い方を意識することで、1回の配信から得られる効果を何倍にも高めることができます。

まとめ

この記事では、プレスリリースの書き方の基本から、配信方法・効果を高める視点まで解説しました。

  1. プレスリリースは「記者のために書くもの」であり、自社の熱量より読者への情報価値を優先する
  2. タイトルで勝負が決まる。30〜50文字以内・ファクト重視・広告表現は避ける
  3. リード文は5W1Hで、本文はニュース性と差別化ポイントで構成する
  4. 配信方法は自社HP・直接送付・配信サービスの3つを目的に応じて使い分ける
  5. 配信後は効果測定を行い、プレスリリースをコンテンツ資産として再活用する

まず書き始める前に、本記事の「書く前の確認チェックリスト」の7項目に全て答えてみましょう。「誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どのように・いくらで」が揃った状態で書き始めると、タイトルもリード文も自然と書きやすくなります。最初の一本は完璧でなくてかまいません。書いて、配信して、改善する——その繰り返しが広報力を育てていきます。

「プレスリリースを書きたいけど、何から手をつければいいかわからない」「書いてみたけど、メディアに取り上げてもらえるか自信がない」という方は、いぬのてのプレスリリース代行サービスにお気軽にご相談ください。ネタ出しから原稿作成・配信まで、貴社の広報活動をトータルでサポートします。

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いぬのて田村
この記事の監修者

いぬのて田村

採用課題をWEBマーケティングで解決するいぬのて代表。
動物全般が好き。
常に挑戦することを楽しんでいます🐶