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【2026年4月第1週】採用マーケティング関連 最新情報まとめ

2026年4月1週-採用マーケティング関連TOPICSのアイキャッチ画像

2026年4月第1週(3月28日〜4月3日)の採用マーケティング関連ニュースをまとめました。

新卒採用では、2026年度の新入社員が「助け合い」と「安定志向」を軸に入社を迎えた実態や、27卒学生が就活での実名SNS活用に後ろ向きな傾向が浮き彫りに。AIの進化が学生の「武器」の定義まで塗り替えつつある点も注目です。

中途採用では、20代正社員の給与への不満と出世意欲の二極化、退職を言い出せない若手の実態、入社前フォローの機能不全、働く女性のキャリア後悔調査など、採用後の定着・活躍に直結するトピックが揃いました。中小企業の組織パフォーマンス損失を可視化した調査も、見落とせない内容です。

WEBマーケティングでは、YouTubeがクリエイター支援の新機能を相次いで展開。採用広報として動画活用を検討している企業にも、押さえておきたいアップデートとなっています。

全体を通じて、採用の入口だけでなく、定着・活躍までを見据えた設計の重要性があらためて浮き彫りになった一週間でした。

1.新卒採用関連のTOPICS

2026年度新入社員は「助ける人」志向。安定と協力を求めて入社

2026年度入社の新入社員は不安を抱えながらも、理想の社会人像として「助ける人」を2年連続で選び、チームワークや対面コミュニケーションを強く志向する傾向が明らかとなった。

入社時点で「楽しみ」より「不安」が勝る新入社員が7割以上というのは、ここ数年変わらない傾向です。重要なのは、その不安の中身を把握したうえで、入社後のオンボーディングを設計できているかどうか。「仕事についていけるか」への不安が最大要因である以上、業務の解像度を上げるコンテンツや、先輩社員との接点を早期に設けることが有効です。研修の「型」を整えるより、一人ひとりの不安に寄り添う設計の方が、離職防止の効果は高いと思います。

【速報】2026年度新入社員『理想の社会人像』は「助ける人」が1位(2年連続)、『理想の職場文化』は「チームワーク重視」72.6%
ALL DIFFERENT株式会社のプレスリリース(2026年4月1日 09時00分)【速報】2026年度新入社員『理想の社会人像』は「助ける人」が1位(2年連続)、『理想の職場文化』は「チームワーク重視」72.6%

27卒学生の就活SNS活用「したくない」が7年ぶりに逆転

2027年卒の就活生は実名SNSを就活に活用したくないと答えた割合が7年ぶりに上回り、プライベートと就職活動を切り離す意識が強まっていることが明らかとなった。理系の就活武器は専門知識から忍耐力へとシフト。

企業側がSNSによる採用広報に注力する一方で、学生はそのSNSを就活に使いたくないと感じているという構図に。プライベートと就活の分離志向は今後も強まると考えられるため、アプローチ経路の設計を見直す必要があります。特にLINEのやり取りを利用している企業は要注意ですね。また、理系の武器が専門知識から忍耐力にシフトした背景には、AIの台頭で専門知識の優位性が相対的に下がったことが関係していそうです。「粘り強さを活かせる環境」を加える視点が、理系採用には有効かもしれません。

「マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<就職活動について>」を発表
株式会社マイナビのプレスリリース(2026年3月31日 13時00分)「マイナビ 2027年卒 大学生のライフスタイル調査<就職活動について>」を発表

新卒に戻れるなら「別の職種に就きたい」。働く女性のキャリア後悔調査

新卒に戻れるなら同じ職場には入りたくないと答えた女性は半数を超え、実際に働いた経験を通じて理想の職種がクリエイティブ系や企画・マーケティング職へと大きくシフトする傾向が確認された。

「実際に働いて初めて自分の向き不向きが分かった」という声は、新卒採用における職種ミスマッチの問題を示しています。採用サイトでの職種紹介に「入社後に気づいた魅力」や「最初は想定外だったやりがい」を盛り込むことで、就活時点では見えにくい仕事の解像度を上げることができそうです。また、入社後のジョブローテーションや社内公募制度を整備・発信することも、キャリア探索層へのアピールになります。

新卒に戻れるなら同じ職場に「入りたくない」が55.1%。実際に働いて見えた「理想の職種」はクリエイティブ系に大幅シフト/『女の転職type』が働く女性にアンケート【第125回】
株式会社キャリアデザインセンターのプレスリリース(2026年3月31日 10時00分)新卒に戻れるなら同じ職場に「入りたくない」が55.1%。実際に働いて見えた「理想の職種」はクリエイティブ系に大幅シフト/『女の転職type』が働く女性にア...

2.中途採用関連のTOPICS

20代正社員の理想年収は645万円。出世は望まないが給与は欲しい

20代正社員の理想年収は平均645万円で現実との差は244万円超、給与への不満は4割を超える。出世を望まない層が過半数を占める一方、理想はワークライフバランスを両立できる環境であることが示された。

「出世したくない、でも給与は上げたい」という20代の本音は、昇進と報酬を連動させてきた従来型の人事制度と乖離しています。管理職以外でも昇給できるスペシャリストルートの整備が、若手定着のカギになるでしょう。また、出世を望まない理由として「責任増」が挙がっている点は、管理職の負荷が適切にコントロールされていないことの裏返し。管理職ポストの魅力を高めることも、組織の持続的な成長には欠かせません。

マイナビ「【20代正社員に聞いた】仕事・私生活の意識調査2026年(2025年実績)」を発表
株式会社マイナビのプレスリリース(2026年3月31日 11時00分)マイナビ「【20代正社員に聞いた】仕事・私生活の意識調査2026年(2025年実績)」を発表

「辞めたい」と思っても言い出せない。退職申告を阻む職場の構造

退職を考えても切り出せない若手会社員の実態調査。上司との関係性や在宅勤務による対話機会の減少、周囲への気遣いが退職申告を阻む要因として浮かび上がり、伝えやすい職場環境づくりの必要性が示された。

退職代行サービスが急増している背景には、こうした「言い出せない」環境があると考えるべきです。退職が切り出しにくい職場は、ほぼ間違いなく日常のコミュニケーションも滞っています。1on1の形式的な実施より、「何を話してもフラットに受け止めてもらえる」という空気感を日頃から作ることの方がはるかに重要です。

働く20〜30代に聞いた!退職したいのに言い出せない若手会社員の本音(退職代行ガーディアン調べ)
東京労働経済組合のプレスリリース(2026年3月30日 17時00分)働く20〜30代に聞いた!退職したいのに言い出せない若手会社員の本音(退職代行ガーディアン調べ)

入社前フォローの4割が機能不全。転職者の不安解消に届いていない

転職者の約8割が入社前に不安を抱えるにもかかわらず、企業からのフォローは事務連絡が主体で心理的支援に至らず、約4割の転職者が不安を解消できないまま入社日を迎えている実態が明らかとなった。

内定承諾後から入社日までの「待機期間」は、離職リスクが最も高まるタイミングの一つです。この期間に転職者が最も求めているのは配属先の上司や同僚からの「人としてのつながり」。事務的な連絡だけで済まさず、現場メンバーからのカジュアルな連絡を仕組みとして設計することが早期離職防止の有効な一手となります。

「約8割の転職者が入社前に不安を経験、でも企業フォローの4割は効いていない。」――中途採用の"盲点"を可視化した実態調査レポートを無料公開。
株式会社ウィルネクストのプレスリリース(2026年4月1日 10時00分)「約8割の転職者が入社前に不安を経験、でも企業フォローの4割は効いていない。」――中途採用の"盲点"を可視化した実態調査レポートを無料公開。

中小企業の社員7割が本領発揮できず、年間100万円の損失が継続

自身のパフォーマンスを最大限発揮できていると感じる社員は3割に満たず、組織の実行基盤の不備により、一人あたり年間約100万円近くの損失が継続していることが調査で明らかに。

採用を強化しても、入社した人材が力を発揮できない組織であれば意味がありません。「採れない」より「使えていない」が問題というケースは、中小企業では珍しくないはず。経営の意図が現場に届いていない、評価基準が不透明、フォロー体制が整っていない——こうした組織の土台の不全が、パフォーマンスを押し下げています。採用投資の前に、既存社員の意見を踏まえた環境の見直しが重要です。

【中小企業の実態】本領を発揮している社員は3割に満たず。一人あたり年72~100万円の損失が継続していることが判明
ネクセント株式会社のプレスリリース(2026年3月30日 11時00分)【中小企業の実態】本領を発揮している社員は3割に満たず。一人あたり年72~100万円の損失が継続していることが判明

3.WEBマーケティングに関連するTOPICS

YouTubeがクリエイター支援の新機能を一挙展開。採用動画にも恩恵あり

YouTubeがコメントの一括ハート機能、ライブ配信「ギフト」のアジア太平洋地域への拡大、Shorts向けエフェクトメーカーの全クリエイター開放という三つの新機能を相次いで展開し、収益化と視聴者接続を強化した。

コメントへの一括ハート機能は便利ですね。Youtubeを運用している企業はできる限りコメントへのアクションを行うようにしていると思いますが、その数が多くなると手間も増えるはず。だいぶ楽になるのではないでしょうか。

【最新ニュース】YouTube新機能続々!クリエイター収益とエンゲージメント最大化の秘訣
YouTubeが「一括ハート」や「ギフト」拡大などクリエイター支援の新機能を発表!コメント対応の効率化、収益向上、Shortsの表現力強化など、チャンネル成長とエンゲージメント最大化に役立つ最新情報を解説します。

まとめ

今週は、採用の「入口」よりも「入社後の定着・活躍」に関わるトピックが目立ちました。

新卒採用では、学生の不安の中身と情報収集行動の変化を丁寧に読み解くことが求められています。SNS活用に後ろ向きな学生が増えている一方で、自社の採用サイトや動画コンテンツの充実度がそのまま選考結果に影響する時代です。AIの普及で「専門知識」の優位性が薄れ、「忍耐力」が武器になるという変化も、採用メッセージの見直しに活かせるヒントでしょう。

中途採用では、給与への不満・出世観の変化・退職を言い出せない環境・入社前フォローの機能不全と、離職につながる課題が複数浮かび上がりました。いずれも根本は「組織の土台」の問題であり、採用チャネルを増やす前に優先して手を打つべきテーマばかりです。中小企業の社員パフォーマンス損失の調査は、採用投資と組織整備のバランスを問い直すきっかけとして、ぜひ自社に照らし合わせてみてください。

WEBマーケティングでは、YouTubeの新機能が採用広報コンテンツ運用の効率化と表現力向上につながる内容でした。動画での情報発信を検討している企業は、このタイミングで取り組みを始めてみる価値があります。

今回のトピックを参考に、自社の採用戦略と組織づくりをアップデートしていきましょう!

いぬのて田村
この記事の監修者

いぬのて田村

採用課題をWEBマーケティングで解決するいぬのて代表。
動物全般が好き。
常に挑戦することを楽しんでいます🐶